ヤマハ発動機の無人ヘリコプター《撮影 山田清志》

ヤマハ発動機は7月3日、都内で事業説明会を行い、これから二輪やマリン事業以外の新しい事業にも果敢に挑戦していくという。

その一つが無人ヘリコプターだ。同社は23年前の1989年から無人ヘリを手がけ、これまで国内で約2500機を販売してきた。その技術力は高く、ヤンマーにもOEM供給するほど。今年10月には第4世代の無人ヘリを発売する予定だ。

同社では、これを機に精力的な販売を行い、海外展開にも力を入れていくという。「これまでは韓国にしか輸出していなかったのですが、これから米国と豪州でも販売していこうと考えています」とUMS(Un-Manned System)事業推進部長の石岡修氏は話す。

他国からの引き合いも多いそうだが、過去に痛い目にあったこともあり、「目の届くところで販売を行っていく」(石岡氏)という。また、もし第3国に流れてしまっても、飛べないようにしてあるそうだ。

そのほか、無人ヘリで培った自律制御や位置制御技術をつかった小型無人船や車も充実させ、それらが連係したシステムの提案も行っていく。そうなれば、これまで農薬散布が主体だった無人ヘリの活用の幅が大きく広がり、観測、監視、警備にも使えるわけだ。同社ではグローバル市場の潜在需要開拓に向け、現在、そのアプリケーション開発にも力を注いでいる。

ヤマハ発動機の無人船と車(模型)《撮影 山田清志》