メルセデス・ベンツ E400 HYBRID AVANGARDE《撮影 島崎七生人》

「Sクラスに次ぐ第2世代となる」(メルセデス・ベンツ)というハイブリッド。新しいメルセデス・ベンツ『Eクラス』の中核をなすモデルとして登場した。

搭載するのはV6の3.5リットルBlueDIRECTエンジン(306ps/37.7kg-m)で、これに27kW/25.5Nmの交流電気モーターが組み合わせられる。エンジン自体はE350と同等だが、税制面でより優遇されるのはいうまでもない。新しいEクラスでは大半が「アバンギャルド」の設定で、このハイブリッドも同様だ。

その走りだが、35km/hまでで1km程度走行可能という、モーターのみを駆動させてのフルハイブリッド状態を体感することが、唯一、ハイブリッドらしさを実感できる場面…といってもいいほど。言い換えれば、それくらい、すべての走りのマナーがスムースで洗練されているということである。

ステアリングフィール、ブレーキのタッチ等はもちろん、「エナジーフローディスプレイ」を“参照”しながらでも、モーターのアシストが入る瞬間や、その前後の加速感の違いや違和感などもまったくない。アイドリングストップも、遥か遠くでどこかのエンジンが再始動しているかのようだった。専用のバッテリーはエンジンルーム内に収められるため、トランクルームがまったく犠牲になっていないのもいい。

試乗車はいくつかのオプションを備え、車両本体で900万円を超える状態。安全対応機能など各種デバイスも満載され、車格に見合った仕上がりぶりとしか言いようがない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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