ホンダ ライフ スーパーデラックス(1972年)嶽宮 三郎

去る12月25日に群馬県高崎市で行われた「高崎クラシックカーフェスティバル」(伊香保おもちゃと人形自動車博物館主催)。ここではまだ白ナンバーだったころの旧規格の軽自動車をピックアップした。

地味ながら程度の良さを見せていたのは、初代のホンダ『ライフ』(1972年)。グレードは装備の充実した「スーパーデラックス」だ。それまでのホンダのエンジンが空冷から水冷に転換した最初のモデルで、軽自動車ではマツダ『キャロル』以来の4ドアも設定された。オーナーによれば、この個体は赤から白に塗り替えたボディカラーとフェンダーミラー以外はほぼノーマル。エンジンはフルレストアしており、5速MTとも相まって遠出も苦にならないという。

このコンポーネンツを利用してセミキャブオーバー型ワゴンとした『ライフステップバン』の姿もあった。今はやりのトールワゴンのルーツともいえる存在で、フラットになる荷室など先進性があったモデルだ。

クリスマスの装いで場を盛り上げていたのは、1971年式の『バモスホンダ』。軽トラック『TN360』をベースにしたオープンカータイプの多用途車で、車体前面にマウントされたスペアタイヤなどホンダらしいユニークな車だ。わずか3年しか生産されなかった希少車でもある。

同じくホンダの『NIII360』をベースにしたスペシャルティカー『Z』は、鮮やかなオレンジ色。この個体は後期型のハードトップでBピラーがない。エンジンは水冷のEA型を搭載し、ツインキャブレターで36馬力を発生した。

このほか、旧車イベントではおなじみの”てんとうむし”スバル『360』(1966年)や、キャブオーバータイプになる前のかわいらしい軽トラ、スズキ『スズライトキャリイ』(1965年?)、ドア付、丸形ハンドルとなった後期型のダイハツ『ミゼット』(1970年)など、懐かしい旧規格の軽自動車が参加していた。

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