笹子トンネル通行止め時の下り線起点となる大月JCT(山梨県大月市)《撮影 中島みなみ》

12月31日10時03分頃に中央道笹子トンネル内下り車線で発生した玉突き追突事故は、普通乗用車4台が関係し、7人の軽傷者がでた。

詳しい事故原因は調査中だが、運転者の前方不注視ではないかと山梨県警高速道路交通警察隊はみている。

現場は83.9kp(キロポスト)付近。最初の車両が渋滞で停止中の車両に追突することをきっかけにした玉突き追突事故で、この点では30日の事故と同じだった。対向車線にはみ出す車両がなかったことは幸いだ。

年末年始など、渋滞時に追突事故が起きることは珍しいことではない。今回の事故も笹子トンネル天井板崩落に関係して警察発表されたもので、通常であれば渋滞情報にしか出ないような軽い事故だが、繰り返される事故が、やがて大きな事故を引き起こさないとも限らない。

山梨県警高速道路交通警察隊は、中日本高速会社に対して視覚と聴覚の両方に訴える注意喚起を要請した。

同社は安全看板や簡易情報板をさらに追加。15分おきに走行しているペースカーにも追突注意などの表示ができないかを検討している。また、トンネル内で聴けるハイウェイラジオやハイウェイテレフォンによる放送、トンネル内拡声放送、AM放送受信中に流れる「割り込みラジオ」でも、いっそうの注意を呼びかける予定だ。

この事故により、中央道は勝沼IC〜大月JCTの上下線で通行止めが続いたが、13時33分に解除された。

高井戸(東京)側から見た笹子トンネル(山梨県大月市)《撮影 中島みなみ》