歌舞伎町セントラルロードを巡視する樋口警視総監ら」(21日・新宿区)《撮影 中島みなみ》

「だれが来るの?」

ものものしい警察官の一群に、3連休を前に繁華街へと流れ込んだ人々が振り返った。12月21日夜に実施された年末の特別警戒における警視総監の巡視だ。

樋口建史警視総監による新宿・歌舞伎町巡視は初めてのことだ。昨年はイルミネーションに輝く渋谷区神宮前の表参道を選んだ。

今年は警視総監巡視恒例となっていた歌舞伎町に戻り、19日に発生した雑居ビル玄関ドア銃撃の現場を視察。路上に設置された防犯カメラの効果を確かめた。また、01年に44人の死者を出した雑居ビル火災跡も目の当たりにした。

新宿防犯協会と歌舞伎町商店街振興組合のボランティア80人の一部とも合流し、日ごろの活動に感謝を述べた。

巡視後、樋口氏は「今後もあらゆる法令を活用し、歌舞伎町をはじめとする盛り場の環境浄化対策を強力に推進するとともに、一人でも多くの警察官を街頭警察活動に従事させ、各種犯罪の防圧検挙に努める」と、コメントを出した。

警視庁はこの日だけで2万6000人の警察官を動員、年末年始の特別警戒では19万人が警戒にあたる。職務質問などを徹底して、拳銃などの不法所持者を取り締まるなど強い姿勢で臨む方針だ。

年末年始には、初日の出暴走を警戒する取締りも実施される。

樋口建史警視総監(21日・新宿区)《撮影 中島みなみ》 、歌舞伎町を廻る樋口警視総監(右)と星野英彦署長・左(21日・新宿区)《撮影 中島みなみ》 ボランティア活動の地域住民と話す樋口警視総監(21日・新宿区)《撮影 中島みなみ》