ノルベルト・ハウグ(参考画像)

メルセデス・ベンツのモータースポーツ部門トップの座に22年間君臨したノルベルト・ハウグが、2012年限りの退任を決意した。

元ジャーナリスト出身で、1991年以来、F1、DTM、チャンプカー、GT、グループC、F3などメルセデス・ベンツのモータースポーツ活動を統括してきたハウグは、2010年にメルセデスをコンストラクターとしてF1に復帰させた立役者だ。ただし、その後の成績は優勝1回限りと必ずしも完璧ではなかった。

メルセデス・ベンツ・カーズとダイムラーAGのトップ、ディーター・ツェッチェが去り行くハウグに賛辞を贈る。

「ノルベルト・ハウグは20年以上の長きにわたってメルセデス・ベンツ・モータースポーツ部門の表看板であり続けました。そして彼の仕事の集大成といえるのが、シルバーアロウのF1カムバックです。メルセデス・ベンツ役員会とモータースポーツ部門を代表し、ノルベルトのスリーポインテッドスターにおける貢献に謝意を表します」

当のハウグは、F1復帰以来のメルセデスの成績には満足していないと語る一方で、将来の成長への基盤は確立したとの自信を述べている。

「世界最高の自動車メーカーで、情熱に満ちた22年間を過ごせたことをとても感謝しています。私に最大の裁量を許してくれた役員会には特に感謝しています。1991年以来、メルセデス・ベンツ・モータースポーツが数え切れない勝利と成功を手にすることができたのも、共に働く仲間たちのおかげであったと思います」

「2010年に復帰したF1での勝利は、2012年の1勝だけで、われわれの成果は目標未満にとどまっています。しかし将来の成功に向けた道筋は間違っていないと確信します。チームとドライバーは今後もあらゆる努力を勝利のために尽くすことでしょう」

シューマッハのポディウムフィニッシュで笑顔のロス・ブラウンとノルベルト・ハウグ