BASF、上海にキャタモールドを使った金属射出成形ソリューションのテクニカル・サービス・ラボを新設

BASFは、アジア太平洋地域における金属射出成形分野の活動強化を目的に、金属射出成形(MIM)用材料となるキャタモールドの設備を2か所新設すると発表した。

BASFのキャタモールドは、金属射出成形やセラミック射出成形(CIM)の材料で、低合金鋼からステンレス鋼、特殊合金、セラミックまで幅広いポートフォリオを提供。自動車から消費財、建設から医薬品、コンピューター、通信技術など、幅広い業界でさまざまな用途に活用されている。

BASFでは、2013年下期にキャタモールドの新しい製造プラントを、台湾の観音(クワンイン)拠点に開設する。新設プラントは製造能力が年産5000トン以上となる見込み。もうひとつの新設設備は、2012年12月3日に、中国の上海に開設した、金属射出成形材料事業のテクニカル・サービス・ラボ。同ラボは、上海浦東(プドン)地区の「BASFイノベーション・キャンパス・アジア・パシフィック」内に設置され、顧客向けのトレーニングやテクニカルサポートを提供する。

現在、世界的な金属射出成形市場の約50%を、アジア太平洋地域が占めている。BASFメタルシステム・ビジネスユニット担当バイスプレジデントのDr.ステファン・コーザーは「BASFでは、この割合が2020年に60%まで上昇すると予測している。今回の投資は、アジアの金属射出成形業界に対するBASFの積極的な姿勢を示すとともに、この技術が持つ大きな成長の可能性を今後現実にしていくものであると言える」とコメントしている。

BASF《撮影 内田俊一》