シルフィを発表する志賀俊之COO《撮影 池原照雄》

日産自動車の志賀俊之COOは12月5日の『シルフィ』の発表会見で、中国での販売状況について「小売りベースの販売が戻るには厳しい状況だ。まだまだ慎重に見る必要がある」と述べ、本格回復にはなお時間を要すとの見方を示した。

志賀COOは、11月の状況についてディーラー向けの卸売りが前年同月比で約30%、小売りは同15%の減少になったものの「ショールームへの来場は、ほぼ前年並みに戻った」と説明した。10月は卸売りで4割、小売りで3割程度の落ち込みだったことから、徐々に回復へと歩んでいる。

だが、小売りが正常化しないと「(在庫調整のため)1直操業となっている生産も戻らない」わけで、工場オペレーションの回復にはさらに時間がかかる見通しだ。志賀COOは、「市場の伸びを上回らないとシェアは伸ばせない」と話し、前年並みに戻った後は、この間の失地回復にも取り組む意欲を示した。

シルフィを発表する志賀俊之COO《撮影 池原照雄》