「なくなった方、被害にあわれた方に、お見舞いを申し上げます」と語る羽田国交相(3日・山梨県大月市)《撮影 中島みなみ》

羽田雄一郎国土交通相は12月3日午前、天井板崩落で犠牲者を出した中央道笹子トンネル(山梨県)を視察。現場となったトンネル内に入り、今日までに判明した9人の犠牲者に黙祷をささげた。

中日本高速道路の保全・サービスセンター(大月市)で会見に応じた羽田氏は、「あってはならない事故だった」と厳しい表情を崩さず、今後の対応を語った。

「点検のマニュアルもあり、そのとおり点検を行ってきたということだが、点検しているにもかかわらず、今回のような事故が起きた。なぜこのような事故が起きたのか、点検方法も含めて検証しなければならない」

国交省は調査委員会を中日本高速道路の共同で、4日にも立ち上げる。

換気ダクトを設置するために天井板を吊り下げた同様のトンネルの点検は、中日本高速では3日から始まっている。羽田氏は全国にも同様のトンネルがあることを指摘した。

「同じような構造を持ったトンネルが全国49か所以上ある。中日本だけでなく全国についてもすぐに点検を行うように指示を出した」

天井板吊り下げ式のトンネルは、全長が天井式になっている場合と、トンネル内の一部が天井式になっている場合の2種類ある。今後の調査で点検対象となるトンネルが増えることもある。

高速道路各社は準備が整い次第、緊急点検に着手する。