BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》

私の配点は、BMW『3シリーズ』(セダン/ツーリング)に10点。以下、マツダ『CX-5』に5点、トヨタ『86』/スバル『BRZ』に4点、フォルクスワーゲン『up!』に4点で、スズキ『ワゴンR』/『ワゴンRスティングレー』が2点です。

結果として、3シリーズがインポート、そして次点のCX-5がイヤーカーに輝いたわけですから、自分でも納得です。

いつも配点は悩むのですが、今回はわりと早い時点で3シリーズがイチオシでした。なんといっても完成度の高さ。ハイブリッド、ディーゼル、ガソリンエンジンと3つの動力を用意したのもさることながら、まずはクルマとしての完成度がめちゃめちゃ高い。

ボディ剛性のよさといい8速ATの滑らかさといい、サスペンションのしなやかさといい、軽量化で燃費を稼ごうという動きの国産メーカーにツメの垢を煎じて飲ませたいくらいの出来映えです。しかも、サイズが重要視される日本において、横幅を「日本だけ」コンパクトに仕上げたって…その努力、感激モノです。個人的には、320が気に入っています。価格といい燃費といい、納得のクルマだと思います。

CX-5は、エンジン&燃費削減の技術の勝利といったところでしょう。86/BRZはスポーツカー熱をあおる意味では有意義なクルマなんですが、ちょっとサイズ&価格が大人すぎる。もう少しコンパクト&20代に買いやすい価格なら、まちがいなくイチオシだったんですけれど。

up!は、安全性を含め戦略的にはすばらしい。ただ、あのミッションだけはやっぱり日本のコンパクト族にはなじめないところ。ワゴンRは文句のつけようがない軽自動車だと思います。もう少し点数があったら、デザイン性のすぐれたシトロエン『DS5』やレンジローバー『イヴォーク』にも配点したかったんですけれどね。

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/ノンフィクション作家
女性誌や一般誌、ラジオなどで活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーと、救急医療を通じて衝突安全を中心に取材をするほか、近年はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。チャイルドシート指導員。国土交通省安全基準検討会検討員。同・リコール検討員。同・独立行政法人評価委員会臨時委員他、委員を兼任。

BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》 BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》 BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》 BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》 BMW・320d ブルーパフォーマンス《撮影 内田俊一》