1本指でのダブルタップ/2本指(2点)タッチでも縮尺変更は可能となっている。《撮影 石田真一》

コンソールに自然に、しかも一層美しく取り付けられるAV一体型メモリーナビ・パナソニック・ストラーダ『Lシリーズ』。「車種別専用ビューティフルキット」と組み合わせることでこれを実現したのが、この秋新たに追加されたSDメモリーモデル。車種専用パネル一体型のHDDモデルに比べて、より身近な存在となった。

◆ビューティフルキットで、純正ナビをしのぐフィット感

今回、トヨタ『プリウスα』の試乗車でその使い勝手を試してみた。まず運転席に着座してまず飛び込んでくるのが、高級感あふれるフレームと操作キーに囲まれた大型のモニターだ。

フレームは光沢を施したピアノブラックで、操作キーはダッシュボードに馴染むようにデザイン。試乗したトヨタの『プリウスα』の場合、左右をメッキモールによる加飾を施す。その豪華な雰囲気もさることながら、コンソールでの存在感は十分。正直言って、純正ナビだってここまで造り込まれたものは見たことがない。これがカー用品店で取り付けられる“市販ナビ”で実現されているのだから驚きだ。

これを実現できたワケは車種ごとに専用キットを用意したから。これまでのAV一体型ナビは2DINサイズ(180mm×100mm)といった定型サイズを採用していたため、どうしても“後付け感”は否めなかった。それに対して本シリーズでは車種専用の取り付けキットを用意。

ビューティフルキットは車種のイメージに合わせ、メッキモールを随所に施すなどしてカスタムメイドされ、このキットを組み合わせることで、豪華で洒落た雰囲気を醸すことに成功したのだ。もはや“純正を超えた市販ナビ”と表現しても過言ではないだろう。


◆ビューティフルキットのハードキーで操作性も向上

専用キットとすることでもたらされたものはもう一つある。それは操作系でのプラスだ。従来は“2DIN”という枠内にとどまっていたため、操作キーが小さくなる弱点を持っていた。「Lシリーズ専用ビューティフルキット」は、その枠に囚われていないため、操作キーの大型化を余裕を持って実現できたのだ。

さらに画面操作ではスマホ感覚で操作できるマルチタッチ操作を採用し、メニュー画面での操作は左右の動きのみとなったのは大きな改良点。トグル式で順番に表示されるため、操作しやすい上にわかりやすいのだ。

地図のスケールチェンジは指操作によるピンチイン(詳細)/ピンチアウト(広域)、1本の指でのダブルタップ(詳細)/2本指でのシングルタップ(広域)に対応。ナビ画面を注視することなく操作ができる上、今までにない軽快な操作を可能にしている。

カーナビ本体の機能は16GB・SDカードに地図データを収録したメモリーナビで、動きは極めて軽快だ。これはデータの読み出しが高速でできるからで、地図をスクロールさせても動作はきわめてスムーズ。画面の切り替えも瞬時に行われるため、操作してストレスは全く感じさせない。とくに、新デザインのランチャーメニューは、よく使う機能をあらかじめ登録しておけるショートカットキーとしての役割を果たし、通常表示が不要な時はキー表示を隠して地図をより広く表示できるというメリットも生み出した。

新Lシリーズの対応車種は、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』『プリウス』『プリウスα』に対応する8V型ワイドの「CN-LS810D」と、ホンダ『フリード』、ダイハツ『ムーヴカスタム』、トヨタ『アクア』に対応する7V型ワイドの「CN-LS710D」の2機種。今年春に発売されたHDDモデルのLシリーズ(「CN-L800」シリーズ)も先行投入されており、こちらは日産『セレナ』、ホンダ『ステップワゴン』『フィット』『フィットハイブリッド』『フィットシャトルハイブリッド』が用意されている。

純正さならがのフィット感がLシリーズの特徴。後付け感がまったくない《撮影 石田真一》 会田肇氏《撮影 石田真一》 ピンチイン・ピンチアウトでの縮尺変更が可能《撮影 石田真一》 パナソニック『ストラーダLシリーズ』、プリウスα用は8インチサイズだが、車種によっては7インチのラインアップもある。《撮影 石田真一》 トヨタ プリウスαの装着イメージ ホンダ  フリードの装着イメージ(LS710D) フリックUI 必要な時に必要な情報が表示される 必要時だけ呼び出せるランチャーメニュー画面 《撮影 石田真一》 エンターテインメント用のSDカードスロットやCD/DVDスロットがある《撮影 石田真一》 会田肇氏《撮影 石田真一》