中部電力、浜岡原発1・2号機から使用済燃料を搬出

中部電力は、浜岡原子力発電所1号機、2号機の使用済燃料について、搬出先である5号機の受け入れ見込みが整ったことから、計画的に搬出すると発表した。

浜岡原発1号機、2号機の使用済燃料は、廃止措置計画で、1号機は2012年度末までに、2号機は2013年度末までに搬出するとしていた。ただ、津波対策工事や5号機の主復水器細管の損傷対応作業に干渉するため、使用済燃料の搬出を見合わせてきた。今回、5号機の受け入れの見込みが得られたことから、廃止措置計画どおりの搬出完了に向けて1号機、2号機の使用済燃料を計画的に搬出する。

1号機では、過去に放射性物質の漏えいが確認された1体の燃料集合体を燃料プールに保管している。現在、破損燃料を搬出するための輸送容器を発電所へ搬入した。今後、搬出準備として破損燃料の外観調査を実施するとともに、現在進めている5号機の燃料プールへ搬出するために必要な国の認可手続きを経て、破損燃料を搬出する。

2号機は現在、1098体の使用済燃料を燃料プールに保管している。今後の搬出作業を効率的に実施するため、現行の輸送容器1基運用から、2基運用とするため、2基目の輸送容器を発電所へ搬入した。今後、2基目の輸送容器を用いるために必要な国の認可手続きを経て、2基分の輸送容器を使って使用済燃料を搬出する。

また、1号機、2号機の使用済燃料の搬出のため、今後、5号機の原子炉圧力容器と原子炉格納容器の上蓋を閉止することから、5号機主復水器細管損傷対応として実施している原子炉圧力容器と炉内構造物の点検は一時中断する。