米国オハイオ州イリリアに竣工したBASFの車載リチウムイオン電池正極材製造プラント

BASFは、米国オハイオ州イリリアに、正極材料の新たな製造プラントを開設したと発表した。

イリリアのプラントで製造される材料は、高度なリチウムイオン電池を製造し、次世代車も含めたハイブリッド車や電気自動車を製造する自動車メーカーに供給する。北米を始め、世界の電気自動車やハイブリッド車などのエレクトロモビリティの普及に貢献していく。

新しい正極材料プラントの建設には、米国エネルギー省から2460万ドルの助成金の拠出を含め、5000万ドル以上を投資した。

BASFは、アルゴンヌ国立研究所が特許を取得した、ニッケル・コバルト・マンガン(NCM)正極材料のライセンスを受けている。NCM正極材料は、ユニークな組成のリチウムとマンガン含有量の高い金属酸化物で、イリリアの製造拠点には、このNCM製造技術を採用している。自動車などの高級用途向けリチウムイオン電池正極材を製造する。

イリリアの正極材料プラントは、4階建てで、敷地面積は約6500平方メートル。操業は、BASFのバッテリー材料研究所(オハイオ州ビーチウッド)と、ドイツ本社(ルートヴィッヒスハーフェン)がサポートする。

BASFは今後も、産業界と学界のパートナーと協力し、次世代を含むリチウムイオン電池と、将来のバッテリー・システム向けに、材料と技術を開発していく方針だ。