マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュ

DRSの登場やピレリタイヤの努力によって偶然性の増した現代のF1は、これまで以上にアメリカ人のハートを掴む可能性が高いとマクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュは見ている。

この週末、テキサス州オースティンのサーキット・ジ・アメリカではUSPGが開催される。最後にアメリカでF1レースが開催されたのは5年前のインディアナポリスだ。しかし、アメリカから遠ざかっている期間にF1は大きく変化し、この変化がF1よりもNASCARを愛したアメリカ人の人気を取り戻す決め手になるウィットマーシュは語る。

「北米のスポーツはとにかくエンターテインメントが重視されます。他方F1は長い間この部分を軽視してきたと言えるでしょう」

「2012シーズンが終盤を迎えた今、多くのファンは結果の予想が付かないと思っているはずです。たとえばF1の一部関係者はDRSに類する仕掛けを拒否し続けてきましたが、結果的には人為的な娯楽要素の付加は間違っていませんでした。かつてに比べF1は偶然性を増した結果、ほんの2、3年前に比べてもエンターテイメント性が高まっています。だからといって私はF1を走るプロレスにするつもりはありませんがね」

過去にF1がアメリカで受け入れられなかった理由は明らかで、解決策は用意できるとウィットマーシュは言う。

「アメリカのような巨大マーケット、自動車マーケットの巨大さを見ても北米の住民が自動車好きであることは明らかです。われわれの製品はNASCARとは非常に異なりますが、アメリカでも人気を獲得できると私は信じています」

「今までできなかった理由は様々です。アメリカでは連続して開催することはなく、 十分な娯楽性を提供することができませんでした。開催場所の選定も的外れでしたし、積極的なプロモーションを怠ってきたのです。今後はどうかと言えば、課題は多いがチャンスは大いにあると思いますね」

マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュ(参考画像)