アウディ Q3 「S-Line」パッケージ、ボディカラー:サモアオレンジM《撮影 太宰吉崇》

家族の最寄り駅までの送迎、コンビニへの買い物等、日常使いにもピッタリだった。ボディサイズもスタイルも大袈裟過ぎないのはアウディ『Q3』の美点のひとつ。

開けた際、無段階でどこでも止まるフロントドア、夜間、まず赤く点灯してくれわかりやすいエンジンの始動ボタン、パワーウインドスイッチをほのかに照らす白色LEDの間接照明も親切。上すぼまりのバックドア間口部形状のせいで脱着式になってしまったトノカバーは少々、残念。キチンとした姿勢で座らせる後席スペースは必要にして十分だ。

走りは軽快過ぎるほど。試乗車は211ps仕様だったが、2リットルターボだから、今やパワフルですらある。未試乗なので想像になるが、170ps仕様でも十分なのではとも思えた。高速走行時の再加速は十分に力強く速い。100km/hはSトロニックの7速で1800rpm少々で静かで快適だ。

「ドライブセレクト」の効果もテキメン。『ダイナミック』では、乗り味/ステアリング/エンジン特性/ミッションの制御が、ワンセットでスポーツカー並に。反対に『効率』を選ぶと、コースティング(30km/h以上でアクセルを抜くと、クラッチが切れ、エンジンがアイドリングの回転数に落ちる)も効く。『コンフォート』はグッとやさしい乗り心地に。アイドリングストップも、外気温20度以下、エアコン未使用では“停まればほぼ止まってくれる”タイプで、コツコツと排ガスの抑制とガソリンの節約に励んでくれる。アイドルストップ中のメーター内の“A”表示も、大きくわかりやすい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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