2012年8月、愛媛県松山市内の国道56号で乗用車を飲酒運転し、3人が死傷する衝突事故を起こしたとして、自動車運転過失致死傷などの罪に問われた28歳の男に対する判決公判が11月13日、松山地裁で開かれた。裁判所は懲役3年8か月の実刑を命じている。

問題の事故は2012年8月10日の午前3時ごろ発生している。松山市余戸南1丁目付近の国道56号で、約120km/hで走行していた乗用車と、対向車線から右折してきた別の乗用車が衝突。被衝突側のクルマは大破し、助手席に同乗していた15歳の女性が死亡。運転していた21歳の男性が骨折などの重傷。後部座席に同乗していた16歳の女性が打撲などの軽傷を負った。

衝突側のクルマを運転していた27歳(当時)の男は酒気帯び状態。速度超過違反で約5kmに渡ってパトカーの追跡を受けていた。警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。検察は後に自動車運転過失致死傷と道交法違反の罪で起訴していた。

13日に開かれた判決公判で、松山地裁の安見章裁判官は「被告は飲酒運転の発覚を恐れ、法定速度を大幅に上回る状態の速度で逃走中に事故を起こした」と認定した。

その上で裁判官は「動機は身勝手であり、その結果は重大。情状を酌量する余地にも乏しい」として、被告に対して懲役3年8か月の実刑判決を言い渡している。