レンジローバー スポーツ《撮影者 松下宏》

『レンジローバー スポーツ』の2013年モデルに試乗した。試乗車は最上級グレードのオートバイオグラフィ・スポーツだ。

レンジローバー・スポーツはレンジローバーの名前が付けられ、外観デザインや内装の仕様などは正にレンジローバーそのものだが、基本プラットホームはランドローバー『ディスカバリー』と共通である。

ホイールベースは『レンジローバー ヴォーグ』に比べると100mm以上も短く、そのことが走りの軽快さというか、スポーティさにつながっている。

搭載エンジンはレンジローバーと同じでV型8気筒5.0リッターのDOHC。自然吸気エンジンも搭載されるが、試乗車はスーパーチャージャー仕様で、375kW/625N・mの圧倒的な動力性能を発揮する。大柄なボディを余裕で走らせるゆに十分な実力を持つ。

すいた道路では、その気になればいくらでもスピードが出せるという感じなので、逆に強い自制心を持って運転することが求められる。

スポーツの名にふさわしく、やや低めに設定された(といっても195mmもあるが)最低地上高やエアロパーツが装着された外観デザインは、いかにもスポーティなモデルという印象。試乗車には赤と黒の本革シートが装着されていて、際立って印象的なインテリア空間が作られていた。

今回は試乗時にオフロードに持ち出すことはなかったが、レンジローバー スポーツが発売された当初に軽井沢で試乗したときにはラフロードやオフロードでテレインレスポンスなども試している。各種の最新の電子制御技術を駆使した機能装備がしっかり働き、レンジローバー スポーツらしい走りが実現された。

基本プラットホームの違いもあって、レンジローバー スポーツはヴォーグに比べるとやや安く、最上級グレードのオートバイオグラフィ・スポーツでも1168万円だ。やや安くと言うのは、あくまでもヴォーグとの比較であり、普通のユーザーが選択肢に入れられるクルマではない。

この価格帯のクルマを買う余裕があり、ヴォーグよりもスポーティな走りを求めるユーザー向けのクルマと考えたら良い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

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