VW ゴルフ 2ドア(サンパウロモーターショー12)《撮影 瓜生洋明》

中国、米国、日本に次ぐ世界第4の自動車市場として、脚光を浴びているブラジル。そのブラジルの新車販売の成長神話に、やや陰りが見えてきた。

これは11月6日、ブラジルの自動車販売店の統括組織、ブラジル自動車販売業者連盟(いわゆる自販連)が明らかにしたもの。2012年のブラジルの新車販売(乗用車とライトトラック)の伸び率予想を、4〜4.8%の間に下方修正したのだ。

ブラジル自販連は9月の時点で、2012年の成長率を8%と予想していた。今回、これを最大で4ポイント、下方修正したことになる。

その背景にあるのがブラジルの景気後退。2011年1月、ブラジル初の女性元首となったジルマ・ルセフ大統領は、2012年5月に自動車取得税の減税措置などを柱とした自動車業界支援策を発表。その効果で、ブラジル新車販売は8月、過去最高を記録した。

その後、8月末の減税適用期限を、10月末まで延長。さらにブラジル政府は12月末まで、減税措置の再延長を決めた。それでもブラジル自販連は、国内の景気後退により、年内にかけて新車需要は期待したほど伸びないと分析。新車販売の伸び率を下方修正している。

フォード フィエスタ(サンパウロモーターショー12)《撮影 瓜生洋明》 アキュラ RDX(サンパウロモーターショー12)《撮影 瓜生洋明》