コスモ石油は、双日の子会社である双日エネルギーの株式を取得する契約を締結したと発表した。

低燃費車の普及や若者のクルマ離れの影響から、国内の石油需要は低迷、燃料価格の乱高下もあって、石油流通業界の経営環境は厳しい状況が続いている。

双日エネルギーは現在、国内に約200カ所のSS(サービス・ステーション)ネットワークを展開している。これまで、成長戦略を検討してきたが、今回、石油元売会社として国内石油販売事業を手掛けているコスモ石油の下で、これまで培った商社機能を活かしながら総合エネルギートレード会社を目指していくことが適切と判断した。

双日は双日エネルギーの全株式をコスモ石油に2013年1月31日に譲渡する。

一方のコスモ石油は、双日エネルギーをグループ会社化することで、一層強固な国内販売体制を構築する。双日エネルギーが持つ多様な仕入リソース、顧客基盤、人材、ノウハウなどは、コスモ石油の国内販売事業の強化に貢献すると判断した。コスモ石油の石油製品の安定供給力、物流ネットワーク、顧客基盤が双日エネルギーとの大きなシナジー効果を生むと見ている。

双日は、株式を譲渡した後も双日エネルギーと国内トレード分野で協業関係を継続する。