ロータスのキミ・ライコネン(2012年アブダビGP)

アブダビのトワイライトレースは、ライコネンの復帰後初優勝という結果が待っていた。チャンピオンシップの戦いを繰り広げるアロンソとベッテルのポイント差は、アブダビGP前に13ポイント差だったのが、10ポイント差になってオースティンの初レースを迎えることとなる。


優勝
キミ・ライコネン(ロータス)

「チームのためにも僕自身のためにも良い結果が出せてとても満足だ。今日のレースは先が読めないほど混乱していた。セーフティカーが入ったことでめちゃめちゃになってしまったんだが、実際今シーズンは同じようなレースを何回も経験したね」

「今日は、ロータスのスピードをきれいな路面のサーキットで十分に発揮できた。究極のスピードでは一番ではないかもしれないが、十分なスピードと十分な安定性とで勝利を手にしたことは誇っても良いだろう。シーズン後半になって何度も苦しいレースを余儀なくされた後だけに、この勝利はとても貴重に思っている」


2位
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)

「こういうウィークエンドの流れなら文句はないよ。セバスチャン(ベッテル)もそうだけど、ギャップをもっと縮めることは可能だったと思っている。その一方で、フェラーリのパフォーマンスやグリッドポジションを振り返ると、ポイントなしに終わっていた可能性もあった。マシン本来のスピードではあっち(レッドブル)の方が優っているが、チームとしての能力はこちらが上だ。すべてのメンバーがそれぞれの武器を手にして戦ってくれている。魔法を使って最速のマシンに化けさせることはできないけど、性能の劣勢はチームとしての完璧さで対抗することができる」

「シミュレーションでは、4〜6位という予想を立てていたのに、実際の結果はフィニッシュ2位だから、パーフェクト以上のレースだと言って良いんじゃないかな。スタートからフィニッシュまで全開で走り続け、途中突発的な出来事で何台もリタイアに追い込まれるのを見た。二度のセーフティーカーも、非常に嫌なタイミングで発生した。それでもわれわれはレースからフォーカスを逸らすことはなかった。次のレースはオースティンだ。誰もが始めて経験するサーキットで、僕たちもシミュレーターでしか知らないが、他とは一風変わったコースらしい。良いリザルトを期待し、アメリカという巨大市場の人々に良いレースを見せたいと願っている」

「グラスにはワインが半分入っているが、これを半分しかないと思うのではなくて、半分も残っていると思いながら今夜は眠ることにするよ。現場のメカニック、エンジニアのプリパレーションといった仕事ぶりを誇りに思っている。僕自身は、スタートからフィニッシュまで全力で戦った。マルドナドやジェンソンと戦い、最後にはキミに追いつこうとがんばった。1周としてリラックスできる余裕はなかったよ。今年のベストレースかって? それはもっと良いレースがこの先あると答えておこうか!」


3位
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
「誰もが素晴らしいレースをしたよね。フェラーリとフェルナンドにも大きなチャンスが与えられたが、もちろん僕たちも黙って見過ごしはしない。それより何より今日のレースはとても楽しかったよ。スタートしてまもなくブルーノ(セナ)と接触してフロントウイングを壊したが、大きくパフォーマンスを落とすこともなく走り続けることができた」

「その後、セーフティカーが入ったときに、多分僕の不注意もあったんだろうがダニエル(リチャルド)が減速した時に、僕はタイヤを暖めようとしていたので本当にびっくりした。僕は右側に避けてDRSボードにマシンをぶつけてしまい、フロントウイングが完全に壊れてしまった。13位までやっと漕ぎ着けたのに、またフィールド最後尾からピットアウト、一からやり直しというのは最悪だった。それでも3位フィニッシュでポディウムというのは素晴らしい結果だよね」

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