日本国際工作機械見本市2012 ジェイテクト

トヨタグループのジェイテクトは、ブースを産業機械、航空機・金型、自動車、家電・電子、制御システムの5つのゾーンに分け、約10種類の工作機械を展示した。そのなかで来場者の注目を浴びたのが階段昇降ロボット「NOBOROT」だ。

このロボットは、東京大学との福祉車両をターゲットにした階段昇降機能付き電動車いすの共同研究をベースにして製作したもので、平地、スロープ走行のほか、障害物の乗り越え、車輪での階段昇降も可能にしている。

制御には、重心移動制御、倒立制御、水平姿勢維持制御といった独自の制御技術を取り入れ、本体には同社の電動パワーステアリング技術を応用したモーター、ECUと独自の「少歯数差インボリュート減速機構」を組み合わせた小型・高剛性・高トルクアクチュエーターを搭載している。そのほかセンサーもついている。いわば、同社の技術の粋を集めたもの。

「これからさらに技術をレベルアップして、電動車いすをはじめ、さまざまな分野で広く展開していきたい」と同社関係者は期待を寄せる。数年後、街中で階段を上り下りする電動車いすを見る時代が来ることになりそうだ。

日本国際工作機械見本市2012 ジェイテクト