VWジェッタ・ハイブリッド(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》

フォルクスワーゲンが間もなく、米国市場で発売する『ジェッタ ハイブリッド』。最大のライバル、トヨタ『プリウス』との違いを打ち出す戦略に出た。

これは10月29日、フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが発表したもの。「EFFICIENCY WITHOUT SACRIFICE」(犠牲のない燃費効率)をキャッチフレーズに、ジェッタ ハイブリッドのアピールを開始したのだ。

同車は、『ジェッタセダン』のハイブリッド仕様。すでに大型SUVの『トゥアレグ』にハイブリッドを用意するフォルクスワーゲンだが、プリウスクラスのハイブリッド最量販ゾーンに、このジェッタ ハイブリッドで切り込む。

ハイブリッドシステムの核となるエンジンは、フォルクスワーゲン自慢のダウンサイジングユニット、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力150ps、最大トルク25.4kgmを引き出す。モーターは最大出力27ps。二次電池は蓄電容量1.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。トランスミッションは、ハイブリッドとの組み合わせとしては世界初となる7速デュアルクラッチ「DSG」。

フォルクスワーゲンが強調するのが、ジェッタ ハイブリッドの運動性能。0-96km/h加速は8.6秒、最高速は201km/h(リミッター作動)。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、プリウスに対して優位に立つという。

一方、米国EPA(環境保護局)予想燃費は、高速走行モードで19.1km/リットル。プリウスの20.4km/リットルには、一歩及ばない。また、米国ベース価格は2万4995ドル(約199万円)と、プリウスの2万4000ドル(約192万円)よりも少し割高。

それでも、フォルクスワーゲンオブアメリカのライナー・マイケル副社長は、「ジェッタ ハイブリッドはファントゥドライブな車。これこそ、ジェッタハイブリッドと競合車の違いだ」と述べ、高い自信を示している。

VW ジェッタ ハイブリッド(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》 VW ジェッタ ハイブリッド(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》 VW ジェッタ ハイブリッド(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》