リニアテクノロジーは、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など、高電圧のスタック・バッテリ・システム向け高電圧バッテリ・モニタの新製品「LTC6804」を販売開始した。

LTC6804は、最大4.2Vで直列接続されたバッテリ・セルを最多12個まで、16ビット分解能と0.04%を超える高い精度で測定することができる。高精度の計測機器で使用される電圧リファレンスの構造を踏襲した、サブサーフェース・ツェナーの電圧リファレンスにより、高い精度で温度・動作条件の全範囲を、年単位の長期間にわたって維持されるとしている。

直列にスタックすれば、大型の高電圧システムで各バッテリ・セルの電圧を測定することができる。6つの動作モードがあり、計測の速度、分解能、内蔵の3次ノイズ・フィルタのローパス応答を最適化することができる。最速モードでは、すべてのセルを290μ秒以内に測定できる。

同社独自の2線isoSPIインタフェースにより、複数のLTC6804を長い距離にわたって接続、同時に動作させることができる。すべてに組み込まれているため、ツイストペアケーブルを使うだけで最大1Mbpsでの高いRFノイズ耐性と最長100mのケーブル長を実現する。

スリープ・モードでも、最長2時間プログラム可能なバランス・タイマを使って各セルのバランシングを行うことができる。

車載や産業用アプリケーションの環境、信頼性、安全面での要求を満たすように設計されており、マイナス40度〜125度で動作することを規定。ISO26262準拠システム向けに開発されており、フルセットの自己テストにより、潜在的なフォルト状態がないことを保証している。

LTC6804のコンパニオンチップであるisoSPIトランシーバ「LTC6820」も同時に販売開始した。

LTC6804は、小型8mm×12mmの48ピンSSOPパッケージで供給され、1000個時の参考単価は10.95ドル。量産開始は2013年1月の予定。