富士重工業・吉永泰之社長≪撮影 小松哲也≫

富士重工業の吉永泰之社長は国内販売に関して「足元では非常に良い方向に来ている」としながらも、軽自動車の販売が課題との認識を示した。

吉永社長は10月30日に都内で開いた決算会見後、国内販売の状況について「私どもは軽の生産、開発を取り止めて、技術陣も全部小型車の方に振ったので、その成果が出なければ大変なことになるところではあったが、小型車が国内でも相当大きく伸びて、収益的にはディーラーも全店相当大きな黒字になっているので、今足元では非常に良い方向に来ている」と述べた。

その一方で「販売店を守るために軽の販売を伸ばしていかなければいけないという場所が当然ある。軽の販売台数は減っているので、もうちょっと力を入れていかないといけない。そういう意味では課題だと正直思っている」とし、軽の調達先であるダイハツ工業と「逐次協議する」ことを明らかにした。

富士重は同日、2012年度の国内の卸売台数を従来予想の14万5000台から16万台に上方修正した。しかし前年度との比較では12%の減少となる。このうち登録車販売は前年度比28%増の10万8000台を見込むが、軽が同40%減の5万2000台と大きく落ち込むため、全体を押し下げる格好。

富士重工業決算会見≪撮影 小松哲也≫ 富士重工業決算会見≪撮影 小松哲也≫ 富士重工業決算会見≪撮影 小松哲也≫