富士重工業・吉永泰之社長(参考画像)≪撮影 小松哲也≫

富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は10月30日の決算発表会見で、日本車の販売環境が悪化している中国での現地生産について「どこかの時点で考えていきたい」と述べ、引き続き将来の工場進出を検討する方針を示した。

富士重工はかねて中国での合弁生産計画を推進してきたが、政府の認可が得られなかったことから、現在は凍結状態にある。吉永社長は、現行中期計画(2011〜15年度)の間での現地生産開始は困難との見解も示していた。

しかし、「長期的には年2500万から3000万台に成長するとの見方もある」とし、将来の検討課題としていく点に変わりはないとの認識を表明した。また、吉永社長は「われわれが現地生産を考えるとしたら、(市場の大きい)米国と中国ということになる」としたうえで、「まずは中国での販売を盛り返すことに取り組みたい」と語った。