A350XWB(予想図)

エアバスは、次世代中型旅客機「A350XWB」の最終組み立て工場がオープンしたと発表した。

同地で開催されたオープニング・セレモニーには、フランスのジャンマルク・エロー首相やエアバスのファブリス・ブレジエ社長兼CEOを始め、欧州政府代表、航空会社、サプライヤ、エアバス従業員1000人以上が出席した。

最終組立工場は、7万4000平方メートルの大きさで、2018年までに月産で最大10機の体制となる。同工場に作業する従業員は約1500人になる見込み。

A350XWB最終組立工場は、エアバスを設立した立役者のひとりであるロジェ・ベテイユの名前が冠した。新工場では、地上テスト用のA350XWBと、試験飛行に利用されるA350XWBの1号機の組立を行う。

地上テスト用のA350XWBは、胴体、主翼、尾翼などが既に接続され、ほとんど完成した状態にある。同機は地上テスト用の格納庫に移送され、2013年春からテストを開始する予定。試験飛行用のA350XWBは、胴体部の接続が終了。11月初旬に主翼と尾翼が接続される予定。

A350XWB最終組み立て工場の広さは、テニスコート300面分にもおよび、天井には2万2000平方メートルのソーラー・パネルが取り付けられている。これにより同工場が必要とするエネルギーの半分以上を作り出す。

A350XWBはエアバスの最新中型ワイドボディ機ファミリー。最新の空力性能、設計、最先端技術を採用し、同サイズの既存機よりも燃料効率と運用コストを最大で25%削減する。重量を軽減させた機体の70%以上に複合材、チタン、アルミ合金を組み合わせた最先端素材を使用している。胴体は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で軽量化によって燃料消費を削減する。

A350XWBファミリーは3機種で構成する。長距離路線を飛行することができ、航続距離は最大1万5580km。その一つであるA350-800は、標準の3クラスの客席仕様で、270座席を装備する。A350-900も同じく3クラスで314座席装備、3つ目のA350-1000は350座席を装備する。

エアバス、A350XWBの最終組み立て工場のオープニングセレモニーを開催