23日午前5時40分ごろ、兵庫県高砂市内にあるJR山陽本線の踏切で、電動車いす(シニアカー)が遮断機の下りた後に進入。通過中の貨物列車の側面部に突っ込む事故が起きた。この事故で車いすに乗っていた60-70歳代の男性が死亡している。

兵庫県警・高砂署によると、現場は高砂市阿弥陀町北池付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。電動車いすは踏切手前で停止していたが、遮断機が作動した後に発進。そのまま遮断棹を押し出して踏切内へ進入し、通過中の下り貨物列車(東京貨物ターミナル発/新居浜行き、22両編成)と衝突した。

車いすは前から12両目の側面部に衝突。運転士は事故に気づかなかったが、踏切内の障害物を検知する装置が作動し、信号表示を赤に変えたことから急停止。車両の点検を行ったところ、衝突している車いすを確認したという。

車いすに乗っていた60-70歳代とみられる高齢男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。警察では身元の特定を進めている。

目撃者は「死亡した男性は体を折るように前のめりに倒れ、直後に車いすが動き出した」などと話しているようだ。