プジョー・208《撮影 内田俊一》

試乗車は1.6リットル+4速AT搭載のCieloの5ドア。小猫が少し大人びた新しい外観は凝縮感があり、素直にカッコいい。テールランプも点灯させると実にお洒落な光りかたなのがプジョーらしい。それ以上に、ホイールベースや全高は変えず、全幅で10mm、全長で85mmもボディを小さくした英断は注目だ。

インテリアは楕円の小径ステアリングの外(上)にメーターを配置したのが独特。自分のポジションが決められれば、視線移動が少なく楽だ。7インチタッチスクリーン(ナビ機能は別)は先進的イメージ。ガラスルーフのレール部に夜はアンビエントライトが光るのがユニーク。前席は座面がやや硬め、後席は中央席含めクッションのアタリが柔らか。デザイン優先か!? と思いきや、運転席から振り返っての斜め後方〜後方の視界は良好で、駐車などもやりやすい。

ラゲッジスペースは実用的な容量。エアコンの温度設定は左右独立式。USBポートが備わっていたので手持ちのiPod nano(6世代)をDockケーブル経由で試聴したが、標準のオーディオはなかなか自然で上質な音。ドアのトゥイーターとウーファーが近く、位置が高いのがいいのだろう。

動力性能は十分そう。乗り味もスムースでしなやかそう。「そう」と書いたのは、試乗車がまだ走行1400km足らずの個体で、パワートレーン、足ともに時間を経てこなれていきそうな雰囲気が強いからだ。ステアリングフィールは実にスムースで、操作しているのが楽しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

プジョー・208《撮影 内田俊一》 プジョー・208《撮影 内田俊一》 プジョー・208《撮影 内田俊一》 プジョー・208《撮影 内田俊一》 プジョー・208《撮影 内田俊一》