10月16日、東京都江東区内のゴミ選別場から高齢男性の遺体が発見された事件について、警視庁は22日、この男性をはねたとみられる路上清掃車を運転していた34歳の男を自動車運転過失致死容疑で逮捕した。ドライブレコーダーに事故の瞬間が映っていたという。

警視庁・交通捜査課によると、問題の事故は2012年10月16日に発生した。同日の午前10時45分ごろ、江東区青海にあるゴミ選別場で、路上清掃車が回収したゴミの選別作業を行っていた作業員が、その中に高齢男性の遺体があるのを発見した。後の調べで、墨田区内に在住する69歳の男性と判明している。

路上清掃車は同日の未明、墨田区内の区道を中心に走行していたことが判明。死亡した男性はその際に事故に巻き込まれた可能性が高くなった。

運転していた34歳の男は「ひいたことに気づかなかった」と供述していたが、清掃車に装着されていたドライブレコーダーの映像分析を進めたところ、同日の午前1時15分ごろに墨田区押上1丁目付近の交差点を左折した際、男性を巻き込んでいたことが判明したことから、男を自動車運転過失致死容疑で逮捕している。

清掃車にはバー状の安全装置があり、大きなものが入った場合には運転席でブザーが鳴る仕組みになっているが、男は一貫して「聞いていないと思う」と供述しており、警察では安全装置が働いていなかった可能性もあるとして、車両の検証も合わせて進めている。