GMが開発中のマグネシウム構造材のイメージ

米国の自動車最大手、GMは10月23日、自動車業界としては初となる、車の構造に用いる軽量なマグネシウム素材を開発していることを明らかにした。

GMはマグネシウムを車の構造材に使った場合、アルミよりも33%、チタンよりも60%、鉄よりも75%軽量な車が作れると試算。既存のエンジンだけでなく、EVパワートレインについても、さらに燃費効率を高めることが可能になるという。

GMは今回、マグネシウムを溶かす特許技術を開発。高熱でマグネシウムを溶かすことで、正確な形が求められる自動車用構造材に用いるメドをつけた。GMの社内テストでは、マグネシウム構造材の高い強度が確認できたとしている。

このマグネシウムは、ステアリングホイールやエンジンなど、車のさまざまな部品に使用できるが、GMはまず、車の基本骨格となる構造材に使用。今後、コスト削減が進めば、構造材以外にも採用する方針だ。

GMのジョン・ランクナー研究開発担当副社長は、「マグネシウムなどの軽量素材の導入は、燃費や運動性能を引き上げる最も効果的な方法」とコメントしている。