ジャン・トッドFIA会長(参考画像)

ジャン・トッドFIA会長は、自分が独裁者のごとく振舞えば、F1の価値は失われると語った。これは先日のマックス・モズレー元FIA会長の発言に呼応した発言と考えられる。

FIAとFOM、チームの三者で次期コンコルド協定の大枠を競技するパリ会合の前夜、トッドはFIAが主要問題の主導権を手放すことはないする一方で「同意」は常に必要だと語った。

トッドの前任会長マックス・モズレーは先週末、トッドが今後強硬な姿勢を示すようになるとの予想を語ったが、トッドはそのようなアプローチは不必要であり不適切だと主張した。

「私は独裁者のような権勢を求めてはいません。FIAは奉仕する立場であり、その立場は保護されるべきですが同時にチーム側の同意も必要です」

今週に予定される会合に先立ちトッドは、新協定でF1収入の内FIAの取り分を増やす方針を確認した。

「F1の事業規模が総収入で15億から20億ドルだというのはご承知でしょう。FIAは非営利団体ではありますが、組織の運営資金は必要です。スポーツの振興のための広報予算や安全対策の研究開発資金なども必要です。無収入ではFIAを運営することは不可能ですが、どこか他に資金源はあるでしょうか?」

トッド就任後、FIAとチーム間の紛争はモズレー時代に比べて表面上は沈静化したが、コスト削減策や2014年エンジンルールなど対立点は多数残されている。