メルセデスベンツ ML350 ブルーテック 4マチック

メルセデスベンツ『ML350』ブルーテック 4MATICは、ひと言でいうなら「逞しさと洗練を両立させたSUV」という印象だ。

とりわけ3リットルV6BlueTEC(ディーゼル)エンジンの、下手なガソリンエンジンを軽く凌ぐ静粛性の高さ、スムースさ、低振動ぶりには舌を巻く。ディーゼルとは気付かないほどだし、電子制御可変ターボチャージャーの仕事ぶりは、どんな場面でもしなやかとしか言いようがない。MLというクルマにまったく相応しいパワーユニットといえる。アイドリングストップ後の再始動も、当然ながら物静か。まさに「最善」だ。

一方で乗り味は、案外気骨のあるもの。オンロードでの突発的な入力の対処のしかたにタフでハードな印象がある。もちろん安定性の高さは十二分だ。

インテリアは、もはやセダンなのか?どのモデルか?と区別がつかない。デザインと質感が徹底して共通化されているからだ。ステアリングコラムにあるシフトレバーも慣れれば使いやすい。後席中央席のベルトがシートに取り付けられているのは、シートが頑強に固定されている証拠。

ラゲッジスペースのトノカバー、荷物固定用のレール等、ひとつひとつの造りも精緻な出来栄え。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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