10月18日、サンパウロでオープンした南米初となるロールスロイスショールーム《撮影 瓜生洋明》

サンパウロモーターショー12の開幕を目前に控えた南半球最大の都市サンパウロ。一大イベントを前に、街の自動車事情はにわかに活気づいている。英国の高級車メーカーであるロールスロイスの南米初進出もその一例だ。

ロールスロイスがショールームのオープンを発表したのは、現地時間10月18日のことであった。南米初となるショールームに、同社のトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは「南米エリアは急激な経済成長を遂げている。今後も新興市場の開拓を続けたい」と意気込んだ。

しかし、翌10月19日にこの新ショールームを訪れると、未だに外装工事が行われていた。ショールーム内部には『ファントム』や『ゴースト』が展示されてはいたものの、殺風景な感は否めなかった。エントランスの前にはセールススタッフが退屈そうに立っていた。

この突貫工事でのショールームオープンは、10月22日に開幕するサンパウロモーターショー12と無関係ではなさそうだ。同じく英国の高級車メーカーであるベントレーは、親会社であるVWグループの強力な地盤を活かし、2010年の段階ですでにサンパウロに正規ディーラーをオープンさせている。

現在のところ、サンパウロモーターショー12にロールスロイスが出展する予定はない。しかし、ロールスロイスを傘下に収めるBMWグループにとっては、ショールームがあるという確固たる事実があることは、ライバルと足並みを揃えた状態でモーターショーに臨むという点で大きな意義があると言えそうだ。

10月18日、サンパウロでオープンした南米初となるロールスロイスショールーム《撮影 瓜生洋明》 10月18日、サンパウロでオープンした南米初となるロールスロイスショールーム《撮影 瓜生洋明》 10月18日、サンパウロでオープンした南米初となるロールスロイスショールーム《撮影 瓜生洋明》