右がスパイラルサポート機能付コンファタブルシート≪撮影 小松哲也≫

日産自動車は10月17日、長時間乗車した時の疲労度を30%軽減する効果がある後部座席を開発し、2013年から順次、日産ブランドの乗用車全車に採用することを明らかにした。

日産の開発スタッフによると、「人間にとって重い骨格である骨盤と肋骨の部分をそれぞれきちんと支えることで、その間にある腰の負担を減らすようにシートバック部分の折り曲げ位置を工夫したスパイナルサポート機能付コンファタブルシートを、今年発売した新型『アルティマ』の前席に採用した」という。

今回技術発表した後部座席は、スパイナルサポート機能に加えて、「クッションの先端に少し柔らかい素材を使うことで、小柄な体格の女性が座った時にも、きちんと奥まで腰かけてシートバックを使って頂けるような工夫をしている」のが特徴。

また、後席乗員の疲労が発生するメカニズムを解析した結果、シートバックを折り曲げる角度を前席よりも浅くすることで、背中の筋負担を軽減するように改良を加えた。「まんべんなく支えることで腰の負担が減り、長い時間座っていても疲れが少なくなる。我々の実験結果では約30%、腰への負担が少ないという結果が出ている」という。

こうした機能を備えたシートは「販売価格に影響しないので、来年以降、日産車全車に採用を広げていく」としている。

日産自動車先進技術説明会≪撮影 小松哲也≫ 右がアルティマに採用した前席用スパイラルサポート機能付コンファタブルシート≪撮影 小松哲也≫ 新型アルティマ≪撮影 小松哲也≫