ホンダ・CR-Z

9月28日にマイナーチェンジをして販売を開始したホンダのハイブリッド車『CR-Z』。その大きな変更ポイントはバッテリーをニッケル水素からリチウムイオンに変えたことだが、実はこの変更は伊東孝紳社長の提案がきっかけだったそうだ。

これは10月16日、山梨県の小淵沢で行われた同車の試乗会で開発責任者の友部了夫主任研究員が明らかにしたもので、「当初は、従来型のニッケル水素バッテリーを多めに搭載しようと考えていた」という。その裏には、多くのニッケル水素バッテリーを使えば、それだけバッテリーのコストも下げられるという狙いがあった。

そこへ伊東社長から「リチウムイオンバッテリーにしてみたらどうだ」との提案があった。開発陣たちは「社長が言うのだから、とりあえず検討してみよう」と社長の顔を立てる形でしぶしぶテストを始めた。

すると、リチウムイオンバッテリーによるメリットが次々に明らかになり、終いにはそれ以外には考えられなくなった。開発陣たちは「より力強い走りを実現できるようになったのも伊東社長の提案のおかげ」と現在感謝している。その伊東社長は来週からCR-Zの広報車を借りて乗り回すそうだ。

ホンダ・CR-Z ホンダの伊東孝紳社長(参考画像) ホンダ新型CR-Zのバッテリー≪撮影 小松哲也≫ ホンダ・CR-Z ホンダ・CR-Z