フェリペ・マッサ(フェラーリ)(参考画像)

フェリペ・マッサのフェラーリ残留が正式発表された。ニコ・ヒュルケンベルクのザウバー移籍が信憑性高く語られるなど、有力ドライバーの去就が明らかになるにつれ、2013年グリッドの主要なシートはほぼ確定してきた観がある。

マッサはフェラーリでアロンソとのコンビを継続。ヒュルケンベルクは結果としてトップチーム移籍の可能性が消えたため、ザウバー移籍を決めて契約書にはすでに韓国GP直後に署名したという噂だ。

レッドブル、マクラーレン、メルセデスAMGはすでに来季のラインナップを正式に発表している。ロータスも正式発表はまだだが、キミ・ライコネンとロマン・グロージャン続投の方向で詳細を詰めている。

日本人の興味は、小林可夢偉の動向に注がれている。ヒュルケンベルクがザウバー入りをしたという前提でも、おそらくザウバーは2013年の予算が明らかになる今シーズンの終盤まで態度を表明しないと見られている。韓国GPが終わった時点で、ザウバーのコンストラクターズポイントは、5位のメルセデスAMGと20ポイント差の6位。仮にザウバーがメルセデスAMGを追い越した場合、商業権配分で数百万ポンドの増収が期待できるため、セカンドドライバーが持ち込みスポンサーを用意する必要性は薄まるかもしれない。

メキシコのスポンサー、テルメックスからは、GP2で優勝経験を持つエステバン・グティエレス起用の要求があるとされるが、経験未熟なグティエレスを入れた場合に反対に出費がかさむという可能性も否定できず、ザウバーとしては金曜日午前のフリー走行をグティエレスに任せてF1環境での経験を積ませるという選択肢もあるだろう。そうなればもうひとつのシートは、小林可夢偉、ハイメ・アルゲルスアリ、エイドリアン・スーティルといった経験豊富なドライバーに委ねることができるだろう。

ザウバーのセカンドシートを狙う彼らの、もうひとつの選択肢が、ポール・ディレスタが残留をすでに決めているフォースインディアの一席だ。フォースインディア側は、むしろ望むのであれば誰でも受け入れるといったスタンスなので、アルゲルスアリ、セバスチャン・ブエミ、小林可夢偉、さらには2012年のフライデードライバー、ジュール・ビアンキなどが等しくチャンスを有していると言える。

ウィリアムズはパストール・マルドナドが残留確実な一方で、バルテリ・ボッタスの働きが高く評価されていると聞く。ブルーノ・セナは実戦の成績が振るわなかったことを考えあわせると、ボッタスと単純に入れ替わる可能性も高い。

セナ本人が2013年のグリッドに並びたければ、進むべき道はケータハムだろう。こちらではヘイキ・コバライネン、ビタリー・ペトロフどちらも残留の見通しは五分五分だ。

マルシャはティモ・グロックを残留させるとして、デビューイヤーに意外にも評価を高めたシャルル・ピックはケータハムに移籍する可能性があるという。ペドロ・デラロサのHRT残留は確実で、残り一席はシーズン閉幕後の検討となりそうだ。

小林可夢偉(2012年 F1日本GP) 小林可夢偉(2012年 F1日本GP)