日野自動車・白井芳夫社長≪撮影 小松哲也≫

日野自動車の白井芳夫社長は10月16日、中国の景気減速を受けて現地で行っている建設機械向けエンジンの生産計画を下方修正する考えを明らかにした。

白井社長は同日、都内にある本社で一部報道陣に対し「中国経済がシュリンクしていることで建設機械を中心に受注が減っている。我々は建設機械向けにエンジンを供給しており、現地で造っているエンジンは計画台数を少し下げる」と述べた。

白井社長は「もともと中国でのエンジン生産計画は高くみていなかった。(修正値は)当初予想していた範囲の下限で納まる」としながらも、「来年の3月くらいまで厳しい」との見方を示した。

一方、尖閣諸島問題をきっかけに中国で日本製品不買の動きが強まっていることに関しては「ビジネスに全く影響しないということはないが、我々の商品は自家用ではなく、仕事で使う。品質の良いものだからそれほど減ってない。今回の問題で買うのを止めたというのはほとんどない。販売も生産も通常通り」と説明した。