日産CMF 概念図

日産自動車は、次世代車両設計技術「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」の車両生産比率を2016年に60%まで拡大する。

日産が10月15日に本社で開催した購買戦略説明会で、同社の山内康裕常務執行役員が明らかにした。

CMFは、車両構成を「エンジンコンパートメント」「コックピット」「フロントアンダーボディ」「リヤアンダーボディ」の4モジュールとし、更に、電子部品をまとめる電子アーキテクチャーを加えて、それぞれのモジュールに適切なバリエーションを用意する。これらのモジュールの組み合わせを変えることで、製品を設計する技術だ。2013年にこのうちの「CMF1」を採用したモデルが投入される予定。

日産はルノーとの部品共通化を進めているが、CMFの導入によってその共用比率は飛躍的に向上する。例えばステアリングメンバーではルノーと日産で合計7タイプあり、平均部品数量は15万点。これを1タイプに統合することで部品数が抑えられ、量産効果によるコスト削減も実現する。

現在、ルノーと日産の部品共用化率は7%だが、CMF1では共用化率が50%を超える見通し。

CMFコンセプト車両の生産比率は、最初のモデルを投入する2013年が12%。日産は中期経営計画「パワー88」の期間中、合計51車種の新型車を投入する計画で、これら新型車にグローバルでCMFコンセプトを積極的に導入していく。2016年までに生産全体に占めるCMF比率を60%にまで引き上げる計画だ。