ナビタイムジャパンのブースに展示されていたHTML5を用いた通信ナビの実証モデル。《撮影 石田真一》

ナビタイムジャパンは、「HTML5技術を用いた通信ナビゲーション」のデモンストレーションをCEATECの同社ブースで展示している。現在開発中のものだが、実用化までには早くても数年が必要とみられる。

現状のカーナビに対して通信機能を実装し、リアルタイム情報を取得させようとした場合には多額のコストと開発期間が必要となり、スマートフォンと連携させる場合でも、各プラットフォームごとの開発が必要となる。

これに対してHTML5はWebブラウザ上で動作するため、プラットフォームに依存することは基本的にない。また、Webブラウザで動作するため、他のサービスを追加することも比較的容易になる見込みだ。

問題は「動作がまだまだ重い」ということ。CEATEC会場ではGoogleのAndroidタブレット『Nexus7』を用いてのデモンストレーションを行っていたが、現時点で最強のスペックを持つタブレットを使ったとしても「描画が遅く、自動車メーカーの要求仕様には届いていない」という。

また、通信環境が悪い山間部などでの使用も開発テーマのひとつ。ルート上のデータをあらかじめ本体側へキャッシュしておくなどの対策はあるが、このあたりは通信各社の動向を見極める必要もあるようだ。

Webブラウザで地図を描画していくため、プラットフォームを選ばない。《撮影 石田真一》 Androidタブレットとしては、現時点で最強スペックの『Nexus7』を用いているが、レンダリングはまだまだ遅いという。《撮影 石田真一》 HTML5の仕様が完全に定まっていないことや、通信環境の充実に左右されることが課題。《撮影 石田真一》 実用化までには早くとも数年を要するようだ。《撮影 石田真一》