家族でどんな旅行やレジャーを予定しているか

マーケティング・リサーチのタイムカレントは、今年の秋(10〜11月)の家族旅行とレジャーに関する調査を実施した。その結果発表に合わせ、報告書ではアンケート結果について、消費生活アドバイザーの和田由貴氏に話を聞いている。

調査は、東京都在住、10〜11月に家族旅行やレジャーに出かける予定がある20代から40代の子育て夫婦を対象に実施。447人から回答を得た。

まず、家族でどんな旅行やレジャーを予定しているかを聞いたところ、2泊以上の海外旅行や国内旅行と回答した、いわゆる「しっかり旅行」派は全体の22.6%に留まり、最も多かったのは「国内1泊旅行」(30.0%)、次いで「近場の日帰り旅行(自宅から50〜100Km圏内)」(21.9%)となった。国内1泊旅行以下のボリュームで、家族旅行やレジャーを予定している、「プチ旅」派が全体の約8割を占め、安近楽嗜好の高まりを反映する結果となった。

家族で出かける秋の旅行やレジャーで、選びたいテーマを複数回答で聞いたところ、1位は「温泉」(51.7%)、2位は「秋の味覚」(37.8%)、3位に「紅葉狩り」(30.6%)と、定番の3テーマが上位を占めた。なお4位は「遊園地・テーマパーク」(29.1%)、5位「ショッピング(アウトレットモール等含む)」(23.7%)となった。

投資する予定の予算について聞いたところ、最も多かったのは「3〜5万円」(26.4%)、次いで「2万円以下」(24.6%)となり、全体の平均値では5万6566円という結果となった。

次に、主に利用する交通手段について、択一回答で聞いたところ、最も多かったのは「車・レンタカー」(54.4%)で全体の過半数を超え、次いで多かったのは「電車」(26.0%)となった。また、この設問に対する回答を、2泊以上の旅行を予定している「しっかり旅行」派と、1泊以下の「プチ旅」派で比較してみたところ、「しっかり旅行」派の1位は「飛行機」(37.6%)、2位に「車・レンタカー」(31.7%)、3位に「新幹線」(20.8%)だったのに対し、「プチ旅」派では「車・レンタカー」(61.0%)が1位、2位の「電車」(31.2%)をと大きく上回る結果となり、「プチ旅」派では、車がより重宝されていることが分かった。

さらに、家族旅行やレジャーに車で出かけるとした場合、どんなカテゴリーの車で出かけたいかを聞いたところ、圧倒的に支持を集めたのは「ミニバン(1BOX)」(30.4%)、次いで「ハイブリットカー・エコカー」(16.8%)、3位に「ツーリングワゴン・ステーションワゴン」(11.9%)。「プチバン(軽含む)」(7.8%)は5位にランクインした。年齢別にみると「ミニバン(1BOX)」は全年代通して1位だったが、20代では2位に「軽自動車」(15.0%)、3位に「ハイブリットカー・エコカー」(10.0%)となり、30代では2位に「ハイブリット・エコカー」(18.2%)、3位は「プチバン」(10.7%)、40代では 2位に「ハイブリットカー・エコカー」(16.4%)、3位に「セダン」(9.7%)と差が出た。

今回の調査結果で秋の家族旅行やレジャーには、コストを抑え、手軽に車で出かける「プチ旅」「プチドライブ」へのニーズが高まっており、旅行テーマではシーズナル要素の強い「温泉」「秋の味覚」「紅葉狩り」などの人気テーマの他、都内近郊のスポットが注目を集めていることが分かった。また、家族でのドライブで利用する車種として、人気の「ミニバン」や「ハイブリットカー・エコカー」に加え、「プチバン」などの新たなカテゴリーも注目され始めていることが確認された。

さらに、今回の調査結果について、消費生活アドバイザーの和田由貴氏は、「秋の行楽シーズンでは、海外旅行などに行くのではなく、日帰り旅行や国内での1泊旅行など、プチ旅が人気となっている。また、車ではミニバンよりも小さいが、同等の機能を持つコンパクトカーの“プチバン”が話題となっている。家族旅行などで必要となる車内空間を確保しつつ、ショッピングモールや街乗りではコンパクトに使えるなど、シーンに合わせての使い勝手の良さが人気となっているのではないだろうか」と分析している。

家族でどんな旅行やレジャーを予定しているか 選びたいテーマ 投資する予定の予算 主に利用する交通手段 主に利用する交通手段(しっかり旅行派) 主に利用する交通手段(プチ旅行派)