イタリアGPでポールポジションを獲得したマクラーレンのルイス・ハミルトンとジェンソン・バトン

今週末に控えた日本GP。有力ドライバーたちによる鈴鹿プレビューを聞いてみよう。


ジェンソン・バトン(マクラーレン)
2011年日本GP 予選2位、レース1位

「グランプリの優勝はどれも特別な思い出だが、昨年の鈴鹿は3月に発生した東日本大震災後に開催されたGPであるという点で、特別な達成感と感動があった。皆さんがご存知のように、僕にとって日本はとても重要な国なんだ。僕はこの国を愛している。ビジネスでもプライベートでも何度も訪問している。あらゆる階層の人たちが快適に暮らしているこの国を見ていると、驚きと感動の連続だよ」

「鈴鹿は要求の苛酷さはストリートサーキットに近い。たった一つのミス、タイヤひとつ分のラインのズレが結果となって跳ね返ってくる。S字は全体をきれいにこなせるラインはたったの一本しかない。デグナーコーナーはブラインドだ。路面の一部が低くなっていて見通せないんだ。バンプを乗り越えながらアプローチするのでマシンは容易にバランスを失う。デグナー1のアペックスを探るのは、100m走をしながら縫い物をする感じかな?」

「日本に持ち込む今年のマシンなら僕には勝てるという自信がある。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの勝利がまたひとつ増えると予想してもらっていいよ!」


ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
2011年日本GP 予選3位、レース5位

「2009年に初めて走ったときは、F1にまだこんなサーキットが残っている事実が信じられなかった。昔ながらのフィーリングを残したサーキットだ。現代のサーキットのように綺麗に磨き上げられてはいないけど、だからこそ素晴らしいと思うんだ」

「非常にクィックで完璧にマスターするのは容易じゃない。容赦のないサーキットである一方で、日本ならではの特別な雰囲気も味わえる。これは日本のF1ファンのおかげだろうね。彼らの存在があるからこそ、鈴鹿は特別な存在になる。F1に対する情熱が凄いんだけど、非常に礼儀正しくて友好的なのも心地いいよ。サーキットに毎日通う中で、僕らをとても素敵な気分にさせてくれるんだ」

「チャンピオンシップの行方は、ポイントを比較しても何も読めないと思うよ。ここから先は勝負あるのみだ。シンガポールGP同様、真正面から戦って良い結果を手にする。それだけだよ」


セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
2011年日本GP 予選1位、レース3位

「鈴鹿は僕の大好きなサーキットだ。偉大なサーキットであり、その隅々のあらゆる部分が特別な存在だ。一言で言えば、最高の連続コーナーと最高のファンが待つこの地でレースをするのは、とても嬉しいってことに尽きるよね。2011年に大変な困難に直面したこの国の人々に、多少なりとも楽しみを届け、われわれの共感を伝えることが何よりも大事だと思っている」

「その2011年は本当に、心の底から優勝したかった。大好きな鈴鹿サーキットで3度目のレースだったんだけど、3位フィニッシュでタイトルを決定したことが少しだけ心残りなんだよね」

ジェンソン・バトン(マクラーレン、2012年ベルギーGP) セバスチャン・ベッテル(2012年シンガポールGP) 【F1 日本GP】バトン、鈴鹿のデグナーは「100m走をしながら縫い物するようなもの」