JINRIKI(じんりき)≪撮影 小松哲也≫

災害などの緊急避難時に車いすをリヤカーのようにけん引することで素早く移動させるという、世界でも初となる、けん引式車いす補助装置をJINRIKIが展示している。

リヤカーや人力車のけん引バーを既存の車いすに取り付けるだけという極めてシンプルな構造、その名もずばり『JINRIKI(じんりき)』。こうした商品はこれまでに例が無く、すでに実用新案は登録済みで、現在、世界特許を申請中という。

JINRIKIの中村正善代表取締役は「車いすの欠点は前輪が引っかかってしまうと、腕の力で前輪を上げながら移動しなければならず、この際に車いすに座っている人の体重のほぼ半分強の力が必要になる。しかし、この装置を使えばテコの応用で、12%の重さで(前輪を)持ち上げることができ、その残った力を前に引くことに使える。通常、車いすは介護の人が後ろからひとりで押すが、これだと前と後ろ両方から、しかも3〜4人で操作もできるので、急な坂道でも全速力で走って逃げられる」と開発の背景を語る。

けん引バーを車いすに固定する方式のJINRIKIと、簡単な操作で脱着できるJINRIKI QUICKの2タイプあり、価格はそれぞれ3万円、2万円程度を予定。11月から受注を開始し、2013年2月頃からの出荷になるという。

固定したけん引バーには乗り降りの際に邪魔にならないよう跳ね上げ機構を備えている。またはっ水加工を施した日よけや、防水性のカバー、けん引バーの中ほどに装着して小物などが乗せられるようにした付属品などをオプションとして用意している。

JINRIKI(じんりき)≪撮影 小松哲也≫ JINRIKI QUICK≪撮影 小松哲也≫ JINRIKIブースと中村正善代表≪撮影 小松哲也≫ JINRIKI(じんりき)≪撮影 小松哲也≫ JINRIKI(じんりき)≪撮影 小松哲也≫