ホンダ伊東孝紳社長

ホンダの伊東孝紳社長は9月21日に東京の本社で記者会見し、4輪車の世界販売を2016年度までに、12年度計画のほぼ1.5倍に相当する「600万台以上」をめざす方針を表明した。

計画では日米欧の成熟市場で、11年度実績の206万台から約1.5倍の300万台に拡大、そのほかの新興国市場では11年度からほぼ倍増の300万台とする。それぞれ核となる商品力のテコ入れを順次、図る。

伊東社長は、こうした高い目標の成否について「第1には13年に投入する新型フィットにかかっている。世界のどこでもコア商品になるモデルであり、世界各国での販売底上げにつなげたい」と述べた。

また、シリーズを拡充する計画の新興国向けモデル『ブリオ』についても「フィットとともに台数増の源になる」として、達成への自信を示した。ブリオは今後、セダンとMPV(多目的車)を展開する。

伊東社長は、今回の中期的な販売方針について「社内では公表することに賛否があったが、目標を掲げて展開することが必要と判断した。対外発表だけでなく、むしろ社内や関連会社に伝える決起集会的な台数公表でもある」と話した。

ホンダの伊東孝紳社長(参考画像)《撮影 土屋篤司》 ホンダ・フィット・ハイブリッド