「モンスター田嶋」こと田嶋伸博氏《撮影 瓜生洋明》

「モンスター田嶋」こと田嶋伸博氏は9月18日、都内で会見し、8月に米コロラドスプリングスで開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク12)について語った。

田嶋氏はチームAPEV with モンスタースポーツのドライバーとして『モンスタースポーツE-RUNNER パイクスピークスペシャル』で参戦。8月8日から開催された3日間の練習走行および予選では、全日程でクラストップタイムを記録するなど、優勝の筆頭候補に数えられていた。しかし、決勝ではスタートから約1km地点にて発生したモータートラブルによって無念のリタイヤとなった。

田嶋氏はこの結果について「(マシンの)パフォーマンスに疑いの余地はなく、世界一過酷なレースと言われるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの挑戦で得た成功と課題が、電気自動車の技術開発に大きな足跡を残したと言えるだろう」と振り返った。

参戦車両の設計がスタートしたのは2月1日であるなど、極めて短い期間での車両開発となったが、ダッソー・システムズの設計ソフト「SolidWorks」などを有効活用することで効率的に開発を進めることができたという。

また、田嶋氏は「来年のレースカーの開発は(今年の)レース終了直後にすでに始まっている」とした上で「今年のレースデータを収集・分析し、さらにハイレベルなレースカーを造りたい」と来季の展望を語った。

田嶋氏とモンスタースポーツE-RUNNER パイクスピークスペシャル《撮影 瓜生洋明》 「SolidWorks」を用いた車両開発の様子。《撮影 瓜生洋明》 「SolidWorks」を用いて製作された車両の一部分。《撮影 瓜生洋明》