いすゞ藤沢工場

いすゞ自動車は14日、メディア向けに同社の藤沢工場を公開した。

藤沢工場は1961年に開所した日本国内における同社の中核生産拠点で、生産・開発・購買部門が集約されている。敷地面積は101万平米で、従業員数は全部門合わせて7142名(7月末現在)。2003年以前はピックアップトラックや『ビッグホーン』などの乗用車も製造していたが、ピックアップトラックはタイの工場などに生産移管しており、現在の車両生産はトラックのみだ。

製作しているのは、大型トラック『ギガ』、中型トラックの『フォワード』、そして小型トラックの『エルフ』。そのほか、エンジン、アクスルやトランスミッションなどのコンポーネントも内製している。現在は大型・中型車両については1直、エルフは2直での生産体制となっている。2006年には16万1000台を生産した藤沢工場だが、リーマンショックや東日本大震災の影響もあり2012年の生産計画は12万4000台にとどまる。ただし、生産は回復基調にあるという。

トラックはキャビンの幅やフレームの長さ、そして荷台の構成など非常に数多くのバリエーションを持っており、ギガで550、フォワードで500、エルフに至っては1300もの車型がある。

生産部門を統括する取締役常務執行役員の水谷春樹氏は、「1300を超える車型をいかに効率よく作るかが、大きな問題。たとえば、1000台以上を作る車型は6%に過ぎず、なかには1台しか作らない車型も少なくない」と語り、少量多品種ゆえの生産効率の改善が収益面での大きな課題になると述べる。

そこで同社では、IMM(いすゞマニュファクチャリングマネージメント)と呼ばれる品質向上への取り組みを実践しており、「シンプルなカタチでまとめて徹底してやる。海外でも『いすゞ』と名の付く拠点ではすべて同じ考え方で仕事をしてもらっている」(執行役員・生産部門車両生産執行担当 上原敏裕氏)という。

IMMには、次工程に対して品質を保証する「インライン検査」、休憩後にいったんラインを止めて使用工具などをチェックする「外製部品の品質保証」、全体の70%を超えるボルトナットの締付け工程でのミスを減らすための「締付け品質マネジメント」、また始業前に部品の入庫状況や安全面での注意点など、従業員全体で情報を共有する「朝会(品質オーディットミーティング)」などがある。これらIMMの取り組みの結果、作業効率は10%向上し、工程内の不具合は10分の1にまで減少したという。

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