古河機械金属グループの古河キャステックは9月14日、アルミダイカスト製品の製造過程で生じるアルミ溶湯(溶解したアルミニウム)への鉄分溶出を抑制する特殊鋼「トケナイト」を開発したと発表した。

アルミダイカスト製品は、自動車の軽量化のための車載部品として広く使用されており、近年、燃費向上やエコカー開発などを背景に、車両の軽量化に対する要望はますます強まっている。同製品の薄肉化とそれに伴う強度の工場は重要な課題となっていた。

「トケナイト」は、従来品と比べアルミニウムによる鉄分溶損に対する耐性が強いことから、同製品製造において発生するアルミ溶湯への鉄分の溶出(コンタミ)量を1/1600まで抑えられるのだという。これにより、品質向上だけでなく、同製品製造設備で使用される消耗部品の寿命も伸ばせることから、製造コストの削減にも大きく寄与することが期待される。