追突・歩行者事故対応支援PCS(参考画像)

トヨタ自動車は、交通事故死傷者の低減を目指し、北米の大学や病院、研究機関等と共同研究を行う「先進安全技術研究センター(CSRC)」において、新たな共同研究先であるスタンフォード大学、トロント大学、カルフォルニア大学サンディエゴ校、オハイオ州立大学とともに、7つの新プロジェクトを開始すると発表した。

CSRCは、安全・品質への取組み強化の一環として2011年1月に設立。北米における研究開発・製造統括会社トヨタ モーター エンジニアリング&マニュファクチャリング ノース アメリカの研究開発拠点であるトヨタテクニカルセンター(TTC)内に設置されている。同研究センターでは、日本のトヨタの技術者も参画し、事故原因として増加している「わき見運転」のリスク低減や、子どもや高齢者といった「交通弱者」保護に焦点を当てた研究を行っている。

既に、ミシガン大学交通研究所、フィラデルフィア小児病院、ヴァージニア工科大学等と共同研究を進めており、今回新たに4つの共同研究先と7つの新プロジェクトが加わったことで、計16の大学ならびに研究機関等と、全26のプロジェクトを推進していくことになる。

新プロジェクトでは、10代のドライバーの挙動に関する理解を深めるなど、ドライバー・車・交通環境の相互作用について、より幅広い研究を行っていく。

スタンフォード大学とは、高度な自動制御システムを搭載する車におけるドライバーと車の間の最適な情報伝達方法に関する共同研究を、トロント大学とは、危険な運転行動を防ぐための効果的な助言方法に関する共同研究を、それぞれ3年間に渡り行う。

さらに、ミシガン大学交通研究所とは、5600人の10代および成年ドライバーの「わき見運転」についてのデータを検証して行動を標準化することで、危険な運転行動を改善するのに効果的な 推奨策を考案。研究内容は様々な科学者に公開し、啓蒙活動の立案に活用してもらう予定。

同研究センターの所長で、TTCのシニアエグゼクティブエンジニアであるチャック・グーラッシュは「トヨタの知見や技術を共有しながら、新たなパートナーを始めとする幅広い研究機関や政府機関と共同研究を行い、交通社会全体へ利益をもたらす研究成果を目指したい」と語った。

走路逸脱対応支援PCS(参考画像)