フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン

ゴルフ・ファミリーの中で唯一7名乗車を可能にした3列シートのミニバン、『ゴルフ トゥーラン』。その最新モデルは“仕様向上”を果たしている(上級グレードの価格は据え置きの339万円)。

新規装備(機能)は、上級車『CC』や『パサート・オールトラック』にも標準の「ドライバー疲労検知システム(FDS)」と、前席ヘッドレストの前後調整機能。オプションの純正ナビも、より高機能化を果たした。

もちろん基本となる走り、使い勝手のよさは従来モデルどおり。改めて試乗してみると、コンパクトなボディながら、安定感としなやかさを両立させた乗り味を実感する。1.4リットルのターボ+スーパーチャージャー付きTSIエンジン(140ps/22.4kg-m)と7速DSGの組み合わせは、人により出足に飛び出し感を感じるかもしれないが、定評あるTSIのご他聞にもれず動力性能はまったく不満がない。

2+3+2座席の使い方自在の室内空間も、今なお第一級の実用性と断言できる。後席中央のシートベルトは未使用時は天井に引き込まれるが、ベルト先端の2枚あるタングは、格納時に暴れないようマグネットが仕込んであり固定される。またサードシートを折り畳むと、ラゲッジスペース左右側壁にシート背もたれ固定用のピンが飛び出すが、これも可動式のカバーで隠され、荷物や身体、服を引っかけてしまう心配がない…という風に、実車に触れるとVWらしい細やかな配慮を随所に発見する。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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