フィアット・プント

『グランデプント』の導入は2006年6月だったから、6年3か月を経ての改良。車名も再び単に『プント』に戻された。途中の『プントエヴォ』のゴチャついた顔はやはり不評だったのか、今回は「あらら、初代みたい」と思わすプレーン方向のデザインに。

が、15インチアルミホイールは先代と同じ等、無駄な投資をしない姿勢に好感がもてる。アランチャ(橙)、グラムロックブルーが新規設定色。室内はシート表皮等が新しいが、基本デザインはこれまでのそれを踏襲。車線変更時に便利なウインカーのワンタッチ機構の点滅は5回。

1.4リッターエンジン(77ps/11.7kg-m)+5速2ペダル(デュアロジック)の走りはこれまでどおりで必要にして十分なもの。ECOモードなら3000rpm以下でサクサクとシフトアップさせて走る。アイドリングストップの止まり具合は“すごく止まる/まあ止まる/あまり止まらない”の3段階ならその中間の、“まあ止まる”。今回は6年ぶりの試乗だが、乗り味がタオッ!と快適になっているのがいいと思った(初期型はもっとバサバサしていた)。

状況問わずキックバックをサラッと遮断しているステアリングの感触もマル。普通でいいよね、そう思える実用コンパクトカーだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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