国土交通省は5日、7月20日から8月31日にかけて実施した高速ツアーバスに対する一斉点検結果をまとめ発表した。

それによると、一斉点検は全国で計25回実施し、332台を点検した結果、表示ガイドラインに基づく表示が不十分であるなど計73件の指導書を交付した。

今夏の多客期緊急対策として実施したもので、73件の指導書の主な指導項目は、「表示ガイドラインに基づく表示が不十分」60件、「運行指示書を携行していないまたは運行指示書に基づく指示を受けていない」が8件、「適切な点呼を受けていない」3件、「必要な人数の交替運転者を配置していない」が2件。

同省の新たな基準では、実車距離が400kmを超える運行はツーマン運行を義務付けているが、IT点呼などで安全性が担保されているなどの例外規定として500kmまでワンマン運行を認めている。

交替運転者を配置していないために交付された指導書2件のうち、1件はIT点呼のための機器に不備があったためで、もう1件はバスの車内表示では実車距離395kmと表示されていたものの、後日詳細を調査したところ400kmを超えていたことが判明したもの。